口呼吸の弊害について

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口呼吸の弊害について

テレビの健康関連番組や、新聞、週刊誌などで、口呼吸をテーマにした企画・記事が取り上げられています。人間の本来の呼吸は、口からではなく、鼻から行うものです。その鼻の機能は、吸い込んだ小さなホコリや花粉、細菌などから身を守る働き、においを感じることなどがあります。しかし、最近は鼻呼吸ではなく、口呼吸をする方が増えています。

 

口呼吸が増えた背景

・やわらかい食事への移行(口の周りの筋力低下)

・会話の減少(SNSなどで意志疎通できるため)

・口笛を吹けない人の増加

・アレルギー性疾患の増加(花粉症、アレルギー性鼻炎、副鼻腔炎)

・急激な温度変化(血管作動性鼻炎や寒冷刺激で口呼吸が誘発される)

・鼻詰まり

・扁桃肥大や上咽頭炎

・就寝中のいびき

など様々な原因が挙げられ、複数の原因が複雑にからみあったりします。

これらを見ると、お口の周囲や舌の筋力低下、アレルギー性疾患増加および呼吸器疾患が大きな原因になっているようです。

 

口呼吸の怖さ

口をポカンと開けたままだと、お口の周りの筋肉が緩むため、前歯を内側に抑える力が弱くなります。そのような状態だと前歯が外側に傾く上顎前突や前歯が咬まずに奥歯だけが咬む開咬になることがあります。

一方で、舌が上顎に当たりにくくなることから、上顎を内側から押し広げるような力が弱り、上顎の成長が不十分になります。この場合、歯が生える隙間が不足することで歯並びが悪くなること(叢生)につながります。

歯並びや咬み合わせ以外でも、口呼吸により口の中が乾燥すると、ドライマウスになって唾液の分泌量が減ります。唾液には細菌を洗い流す自浄作用がありますが、それができなくなって細菌が繁殖しやすくなります。そのため、むし歯や歯肉炎、口臭などのトラブルの原因になります。

病巣感染症を引き起こしやすくなります。

また、口呼吸で寝ていると、舌の位置が後ろに下がって軌道が塞がれて、睡眠時無呼吸症候群を起こしやすくなります。

 

矯正歯科じん歯科クリニックでは、口呼吸についても対応するようにしています。

興味がある方はもちろん、お悩みがある方はお気軽にお問い合わせください。

 

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