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2019年5月15日

マルチブラケットの歯科矯正治療には、ブラケットという各歯にボタンのようにくっつけてそれぞれの歯を目的の方向に動かしていくシステムがあります。

この方式には唇側と舌側から行うものがあり、今回は舌側(裏側)矯正について少し解説します。歯並びは改善させたいけど、見た目に唇側に装置があるのが困る方などにはとても良い方法だと思われます。人によっては唇側からの矯正よりも早く矯正できると情報を見かけることがあります。

歯の舌側は表側よりも複雑な形をしていますので、ブラケットを直接歯にくっつけることはとても困難な作業です。そのためお口の型をとって綺麗に歯を並べた状態のモデルを作り、そこにブラケットを並べていきます。この作業はインダイレクトボンディングと行って舌側矯正では基本的に行われます。この作業は一般的に技工所で行われますので、歯科技工士の高い技術が必要になります。

舌側矯正で有名なIncognitoは最新のデジタル技術とCAD/CAMで製作される舌側矯正装置です。

これらのブラケットは光化学スキャンで患者様それぞれの歯の状態に合わせてブラケットを製作します。

Incognitoはデータを歯科医療先進国のドイツに送り製作しますので、装着まで1か月以上かかることもあります。

ですが、既製品より外れにくく、薄いため違和感も軽減されていると思います。
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2019年5月 8日

皆様は虫歯治療で歯を削った後の修復については歯科医師からどのような説明を受けていらっしゃるでしょうか?

「保険にしますか?」「自費にしますか?」「白いのにしますか?」「金属にしますか?」

などなど聞かれたことがあるかもしれません。一般的に使用されているものではどのように違うのでしょうか?

修復材料
① コンポジットレジン
 簡単にいうと超強化プラスチックです。ミクロン単位に粉砕された陶材とプラスチックを混合した材料です。保険適応材料でもあります。白から褐色まで様々な色味に対応でき、性能も以前に比べ格段に良くなりましたが、経年劣化する可能性があります。

②陶材
 基本的には自費の材料です。ステインやプラークが付きにくく、変色もしませんし、とても硬く頑丈です。色合いも天然歯に良く似ています。硬くしなりがないため割れる可能性があります。

③ジルコニアなどの金属酸化物
 自費の材料となります。陶材よりさらに硬く綺麗で頑丈です。ものすごく硬い材料のため、加工のために特殊な機械が必要です。硬くしなりがないためため割れる可能性があります。

④金属
 一般的な保険の材料です。ただし、貴金属を主成分とするものは自費の材料となります。丈夫で金属特有の伸びがありますので、まず割れることはありません。金属色は消すことができないため、審美性に関わる前歯の唇側には使用できませんし、金属アレルギーの方には皮膚科でのパッチテストや注意が必要となります。

それぞれの材料に利点欠点がありますので、担当されている歯科医師とよく相談して治療をすすめてください。

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2019年5月 1日

一般的に虫歯の治療は削って詰める。
これが今日までのスタンダードな治療であることは皆様もよくご存知なことかと思います。歯学部の歯科保存学の授業で「虫歯は削って詰める」と習いましたし、歯科医院でもよく行われます。

しかし最近では出来るだけ削ることなく、ご自身の歯の部分を残す方向になってきています。Minimal Intervention(MI)という考え方に基づきます。「最小限の侵襲」という意味です。
以前は予防拡大といって、大きく削ってしっかりとした被せ物を作るというものでした。MIの考え方が普及してきてからは虫歯の部分だけ削って詰めたり、あえて全部削らずに薬剤を詰めて虫歯の原因となる菌を殺菌したりするものや、レーザーや薬剤で虫歯の部分だけ取り除き、出来るだけ歯質を保存しようというものになりつつあります。

これに大きく寄与しているのが歯科の修復材料の進歩です。
保険で使用出来る材料でもかなり良いものが増えてきました。コンポジトレジン(CR)と呼ばれる材料です。

また、いくら材料が良くてもそれをくっつけるものが良くないとすぐに取れてしまいます。この接着システムも改良されつつあります。

歯は一度削った所は元に戻せません。ご自身の歯を出来るだけ長く健康でいられるように、そんな思いで治療をしています。

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2019年4月24日

顎関節症には次のような状態があります。
①顎を動かす筋肉が痛い
②顎の関節が痛い
③口が開かない
④顎関節の骨が変形している

症状としては次の3つがあると顎関節症であることが疑われます。
①口を開けた時や閉じるときに音がする
②口が開けづらい、少ししか開かない
③顎の周囲の筋肉や関節が痛い

現在日本ではどのくらいの患者さんがこの顎関節症で悩んでいらっしゃるのでしょうか?

2016年に行われた歯科疾患実態調査から、顎の音を自覚されている方は15%、顎の痛みを自覚している方は3.3%でした。

この調査をもとに日本顎関節症学会が顎関節に何らかの問題を抱えている人口を推察しています。
何と1900万人です!顎関節治療に使うマウスピースも毎月7万件の保険請求があるそうです。厚生労働省が高血圧の患者数を1010万人と発表していますから、それよりもはるかに多くの方が顎関節に問題を抱えていると思われます。

顎関節症になってしまう原因は多々あります。
例えば噛み癖や硬いものを噛んでしまった時に思わぬ方向に動いてしまったなどなど。親知らずや咬み合わせが関係することもあります。

治療ですが、多くは日常生活指導など適切な指導ものとでの生活改善です。マウスピースの使用や咬み合わせの調整、時には理学療法や薬物療法も用いられることもあります。

長引く痛みでは線維筋痛症やうつ病、慢性疼痛といった状態のこともあります。こういった場合は専門医での治療が必要になることもあります。

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2019年4月17日

歯科検診や歯科医院でのフッ素塗布をすすめられた経験はありませんか?

フッ素がどうしていいのでしょうか?
まずフッ素ってなんでしょうか?

フッ素は地球の土壌中に含まれるミネラルの1種で地殻では17番目に多い元素といわれています。

このフッ素は歯や骨を構成しているカルシウム化合物のハイドロキシアパタイトという複合体の中に入り込み、この結晶構造を溶けにくい強固なものにしてくれます。

このフッ素は私たちが日常摂取するものの多くに含まれています。
ビールやイワシ、紅茶や野菜、塩、味噌にも含まれています。摂取したフッ素が歯の表面まで到達するのはかなり難しいと考えます。

ですから歯科医院で歯に直接高濃度のフッ素を塗布して、歯の表面を溶けにくい虫歯に強い歯にしようとおすすめされるのです。

では塗ったフッ素が歯のどれくらいの深さまで浸透しているのでしょうか?
研究方法、研究結果にばらつきはありますが、歯の表面から約20〜100μmの深さまで浸透しているようです。

そんな浅いの?と思われるかもしれませんがここがポイントなんです。初期の虫歯は歯の表面からほんのちょっとだけ内部から溶け出します。
ですから表面からほんのちょっとの距離の歯質が強固になることは虫歯予防にとってはとっても意義の高いことなんです。

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2019年4月10日

誤嚥性肺炎という病気を聞いたことがあるかもしれません。
日本呼吸器学会のホームページでも口腔内の細菌が肺に入ってしまい、肺炎となったものというように書いてあります。

どのくらいの人がこの肺炎になるのでしょうか?厚生労働省が発表している文書では高齢者の肺炎の7割以上がこの誤嚥性肺炎としています。

誤嚥性肺炎は50代から増え始め90歳以上では9割がこの肺炎というデータもありますし、毎日2万人が誤嚥性肺炎で入院し年間4450億円もこの治療にかかっているという報告もあります。

日本人の死因第3位が肺炎です。
そう考えるとかなり多くの方がこの肺炎にかかって亡くなってしまう現実が見えてきます。
では原因は?と考えた時に厚生労働省や呼吸器学会でもはっきり、「口腔機能の低下」と謳われています。

口腔機能の低下だけではなくセルフケア意識の低下やバックグラウンドにある脳血管疾患やパーキンソン病など神経疾患ももちろんあります。

咽頭部には約1億1/mgの細菌がいるとされており、個日々の口腔ケアによって、咽頭の細菌数が10分の1に減ったとする研究報告もあり、お口の中の清掃状態がいかに全身に寄与し重要であるかが、これらの研究や数字を見ただけでご理解いただけるのではないでしょうか。

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2019年4月 3日

虫歯や歯周病、あるいは事故などで失ってしまった歯は残念ながらもとには戻せません。止むを得ず抜いてしまった歯の後はどのようにしますか?

一本だけない場合や多数歯がない場合など条件は様々ですが抜けてしまった箇所の骨(歯を支えている部分の骨は歯槽骨と言います)は時間とともに吸収され痩せていきます。

この顎の骨の吸収を抑制できるのはインプラントだけです。患者様の中にはインプラント治療は「最後」にとお考えの方も少なくありません。

しかし実は、最初に選択すべきはこのインプラント治療だと考えます。どうしてでしょうか?まずインプラント以外の治療法ではブリッジにしろ入れ歯にしろ健全な歯を削ります。これが大きなデメリットでもあります。

また、骨への力学的な作用がほとんどないために、歯槽骨は吸収されていきます。吸収されてしまったところにはインプラントの埋入はかなり難しくなります。

 もちろんインプラント治療は誰にでも出来るわけではありません。予防歯科の重要性を理解し、協力が得られる方でないと結局すぐダメになってしまいます。

喫煙者は成功率が3割以上減るとの報告もあります。

 インプラント治療は隣の健康な歯を削らず、顎の骨の保存やかんだ時の感触、審美性など自分の歯と遜色なく使用でき、予防歯科の観点から、患者様と歯科医療者との2人3脚で健康を守っていくという点からおすすめできると思います。

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2019年3月27日

一言で表現するなら「お口の衰え」となります。

フレイルとは「加齢に伴う様々な臓器機能変化や予備能が低下することによって外的ストレスに対する脆弱性が亢進した状態」と定義されています。

よくわからないですね。
つまり、高齢になり意欲の低下や身体機能の低下は様々なことに対して関心を低下させていまいます。

お口に関して言えば口腔ケアに対する意識の低下から歯磨きをあまりせず、歯周病や虫歯が悪化することで、柔らかく噛まなくてもいいような食形態を好むようになります。

そういったことの繰り返しで、お口の周りの筋肉衰え、偏食を好むようになり、栄養状態が悪化してしまうという悪循環が作られてしまうのです。
フレイルの状態は可逆的な状態ですから、早いうちからケアしていくことで、回復しうるものです。

日本人の死因第3位は肺炎なのはご存知でしょうか。

口腔機能の低下はお口の中の雑菌にとって好都合なのです。

お口の雑菌が増え、セルフケアの低下・口腔機能の低下により雑菌たちは容易に肺の中に落ちていきます。誤嚥性肺炎ですね。

この肺炎からは口腔内細菌が高率で検出されます。これらは予防でき得る疾患でもありますから、定期的な歯科での検診でしっかり口腔健康管理をおこなって、いつまでも美味しく楽しく食事や会話を楽しんでください。

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2019年3月20日

「毎日歯磨きしているのになんで虫歯や歯肉から血が出るんでしょうか?」

そのような質問をよく受けます。
テレビのCMで歯を丸いボールに見立ててブラッシングしているのを見たことがあるでしょうか?
歯磨きをしていてもブラシがあたらなければ肝心の歯垢は除去できません。

「敵を知るにはまず己から」まずは自分の歯と歯茎がどんな形をしているかを知っている必要があるのです。歯磨きは実はとても難しいのです。

歯茎から出てすぐの歯の部分は先のボールに例えられるように真ん中あたりが大きく歯茎のあたりではくびれています。
歯ブラシを普通に当てるだけではこのくびれがほとんど綺麗になりません。

この歯垢という汚れは決して食べかすではありません。ばい菌の塊です。

お口の中の細菌数は大腸に匹敵するのをご存知でしょうか?
磨けていないところはおそらく磨きにくい部分で常に磨き残すと考えられます。

そうすれば毎日歯磨きしてはいるものの...その部分は磨いていないのと同じと言えます。また歯磨き粉を多くの方が使用していると思いますが、これに含まれる香料で、お口の中がさっぱりしてしまい、磨けた気になってしまうのも事実です。

少し慣れるまでは歯磨き粉を使わずにブラッシングの練習をすることをお勧めします。

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2019年3月13日

前回は歯周病が歯周病菌によって引き起こされる感染性の疾患であること、それがとても恐ろしい疾患の要因になり得ることを書きました。

そんな怖い歯周病ですが、どんな症状なのでしょうか?実は歯周病にはかなり重症にならないと自覚症状が全く出ない場合も多くあります。

歯茎が腫れていたり、歯周ポケットから膿が出ていたりしても全く痛くも痒くもない方も決して珍しくないのです。
ですが、自覚症状がないだけで、体の反応としては歯茎が赤く腫れていたり、プラークが多く堆積していて歯ブラシ時に出血してきたり、疲れると歯が浮いたような感覚になったりと出方は様々ですが何かしらのサインはあるのです。

1日や2日でいきなり歯周病になってしまうことはありません。ですので自覚症状が出て歯科医院に行った時にはすでに「抜歯」しか方法がないなんてこともよくありますし歯が抜けてしまってからでは本当に手遅れ、なんてこともあるかもしれません。

ここでどうして歯周病になると歯がグラグラになるのでしょうか?歯周病菌が骨を溶かすと思われるかもしれませんが、実は違います。自分自身の細胞か骨を溶かしていくのです。

歯周病菌との戦いで様々な炎症物質が産生されそれが骨を溶かす破骨細胞を活性化します。溶かされた部分は不良肉芽や膿で埋め尽くされるので痛くないのです。

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院長 神 智昭

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